インジェクター(燃料をタイミングよく噴射する。噴射量が少ない時が難しい)やスパークプラグ(燃料を タイミングよく爆発させる。高回転時が難しい)、シフトソ レノイド(シストアップを素早く行う)などの突入 電流(数十A)も含めて十分なパワーを供給できることで正確(=高速)な動作をさせることができるの ですが、その為にはバッテリーのCCAなどの性能(全回転域でなければコンデンサ系補助機器でも アシスト可能)も重要であり、純正バッテリーの様に瞬間に電力を供給 できない物(ボディのアースが 0.03Ω程度で10Aしか流れなければ0.3Vしか低下しないので これが半分 になっても0.15Vで12V に対して無視できる数値かもしれません。)では性能が発揮できません。それに対して内部抵抗も少 なく応答速度の早いOPTIMAなどの高性能バッテリーでは瞬間的に電力を供給できますのでアーシ ングとの組合わせに効果が期待できます。つまりボディのアースが0.03Ω程度と同じでも20A流せ れば既存のアースで0.6Vも電圧が落ちますので、アーシングの追加で半分になれば0.3Vと無視が できない電圧になります。また、この時のパルス的な電圧降下がボディからアースを取ってる機器の ノイズにもなりますので、アーシングによりノイズの改善も期待できます。つまり、これらのエンジン回 転数に伴って変化する大電流時の電圧降下を抑えるアーシング、その他の機器を含めたバッテリー のマイナス端子からボディへの電圧降下を少なくするアーシング、そしてバッテリーを確実に充電する 為のアーシングが最低必要になります。(8sqのケーブルの内部抵抗は、約0.0024Ω/mです。) アーシングを行うことは、エンジンの各部に対して高出力な電気を供給して、正確なタイミングで確実 に爆発させ完全燃焼をさせることでよいことなのですがバッテリーに対しては酷なことを強いることでも ありますので、CCAの数値にも現れない電極の強固な ディープサイクルバッテリーとの組合わせ をお勧めします。(J30A特有の音や微振動でお困りな方(378)も、この組み合わせをお試し下さい。) 又、ディープサイクルバッテリーを追加された方にはその高性能(応答速度が速く内部抵抗が少ない) を生かしきる為にもアーシングをお勧めしています。 |
(対策前)
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バッテリーの−端子がこの部分(大電流が流れる。クラッシャブルボディのスポット
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一般的なアーシングではなく、発想 を変えて接点の抵抗が高いことに ![]() とでまずボディへ確実に落としました |
ボディ(右)とバッテリのマイナスの電位差 が少なくなる様につないでいます ![]() エンジン(左)につなぎました |
振動と熱に対する耐久性を 考慮してACジェネレータではなく ![]() 充電を目的につなぎました |
ECU&イグニッションのアースでもある G101アースポイントへは ![]() トルクアップ目的でつなぎました |
G301(Lライト,コンデンサファンetc) G302(Rライト,ラジエータファンetc) ![]() などにはまだ接続していません |